エキゾチック自己組織化材料
設置理由

自己組織化は、分子から組み上げる材料設計において必須の概念である。これまで本グループメンバーは、自己組織性分子の設計、自己組織化によるナノ構造体やソフトマテリアルの構築・構造解析や、電子機能・バイオ機能創発などにおいて独創的な研究を展開してきた。しかし、限られた学問領域に留まったままでは、今後新しいブレークスルー、研究の新潮流は生まれ難い。本研究グループでは、様々な分野の次世代を担う新進気鋭な研究者を「自己組織化」のキーワードの下に集めることで『ボトムアップ型ものづくり』のハブを形成し、従来の学問領域の枠を超えた情報交換の場を提供することで各メンバーの有する独自の材料創製技術の効率的普及を図る。さらに、メンバーそれぞれが中心となり、異なる研究分野を有機的に協調・連携させることで新たなニーズを創出し、革新的な自己組織化材料、即ち、『エキゾチック自己組織化材料』の創成を目指す。協調・連携することにより、革新的な自己組織化材料の創成が期待できる。このような次世代研究者間の活動を通じて、これまで未開拓であった学問領域を創成するためのネットワークを構築する。例えば、(1) 原子・ナノレベルでの新しい物理現象を活用するための精緻な自己組織体を構築する。 (2)有機材料由来の柔軟性、刺激応答性を付与し、かつ無機材料を凌駕する機械的強度、光・電子物性を保持するエキゾチック材料を創製する。(3) 新たな評価方法・評価基準を創造し、新規自己組織化材料の特性を評価する。(4) 自己複製・自己修復可能な生体分子組織体を構築する。
関連する研究分野

高分子化学、超分子化学、ナノ材料化学、生物化学、コロイド・界面化学、有機エレクトロニクス材料化学
「銀河系の自己組織化」をモチーフに、分子やナノ粒子が自己組織化(散逸構造形成)してエキゾチックな構造を形成している様子を表現しています。中央の同心円は、ヘテロな研究者集団が強調して研究し、波及効果を出していくことを表しています。